鳥インフルエンザへの対応
特に注意を要するのは秋から冬にかけて。 渡り鳥がやってくる秋から冬にかけて、わたしたち養鶏関係者が最も恐れているのは鳥インフルエンザです。
万が一、鳥インフルエンザに感染した鶏が見つかれば、他に感染が広がらないように、その鶏が飼育されていた鶏舎の鶏たちは全て殺処分されるのはもちろん、近隣の養鶏場にも多大なる迷惑をかけてしまいます。
ネットと金網で野鳥の侵入を防いでいます。 菌を運んでくるのはカモなどの北からやってくる渡り鳥ですが、その渡り鳥から感染した小鳥が鶏舎の中に侵入することがあれば一大事です。ほとんどの鶏舎はかまぼこ型のビニールハウスですが、側面は網目が数ミリの防風ネットと網目が13ミリの金網でしっかりガードしています。
ネットと鶏舎の毎日の点検も欠かせません。 また、常に鶏舎の周囲を見回り、小鳥が侵入しそうな穴などが開いていないかを点検、担当者が出入りする入口は二重扉にしています。常にわたしどもの鶏舎は菌に感染した小鳥でも侵入できないように上は網目が数ミリの防鳥ネットで覆い、スズメなどの小鳥は鶏舎の中のエサを狙って侵入したがりますが、網目をくぐることは不可能です。万が一、何らかの原因で1カ所でも網に穴が開いてしまえば侵入されてしまいますので、ネットの点検はエサやりと同じように毎日行っています。
わたしたちは、EM活性液や生きた乳酸菌も予防に効果があると信じており、当然のことながら、わたしたちの鶏舎から鳥インフルエンザが発生したことは一度もありません。